2026.08.09
自分も、誰かも大切に
ブログここ数年、「自分ファースト」や「自分を大切にしよう」という言葉を耳にする機会が増えました。自己成長や心の健康を考えるうえで、とても大切な考え方として語られています。けれども時々、この「自分を大切にする」という意味が、少し違った形で受け取られてしまうことがあります。
「自分ファースト」という言葉の響きから、「自分さえよければいい」「自分のことだけを考えればいい」と感じてしまう人もいるようです。
もちろん、自分の気持ちや心の状態を大切にすることは大切です。無理をしすぎたり、自分を後回しにし続けたりすると、心も体も疲れてしまいます。しかし、本当の意味で自分を大切にするということは、自分だけを大切にすることではないのだと思います。
私たちの人生は、多くの人や存在とのつながりの中で成り立っています。
いつも寄り添い、笑顔を届けてくれる友人やパートナー。無条件の愛情で癒してくれる愛犬や愛猫。日々の暮らしを支えてくれる家族や仲間。仕事を通じて関わるお客様や取引先の方々。
そうした大切な存在がいるからこそ、私たちの毎日は豊かになり、安心や喜びを感じることができます。だからこそ、自分を大切にすることと、周りの人を大切にすることは、本来切り離せないものなのかもしれません。
もし身近な人が苦しんでいたり、いつも不機嫌で心を閉ざしていたりすると、その空気は少なからず私たちにも影響を与えます。反対に、大切な人が元気で笑顔にあふれていると、それだけで心が軽くなったり、安心できたりするものです。
離れて暮らす子どもが、自分らしく充実した毎日を送っていると知るだけで、親はほっと胸をなで下ろします。また、親が年齢を重ねても元気に人生を楽しんでいる姿を見ると、子どもも安心できるでしょう。
幸せというものは、自分ひとりで完結するものではなく、誰かとのつながりの中で感じられるものなのかもしれません。だからこそ、自分を大切にすることは、自分を取り巻く環境や人との関係を大切に育んでいくことでもあります。
周りの人を思いやり、その人たちの幸せを願うこと。そして、自分自身のことも同じように大切に扱うこと。その優しさが循環し始めたとき、私たちの毎日には少しずつ温かさや豊かさが増えていきます。
自分の幸せと、大切な人の幸せ。
そのどちらも大事にできたとき、私たちはきっと、より深い安心感と幸福感を感じられるのではないでしょうか。



