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2025.11.07

引き算が教えてくれる、本当の豊かさ

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今日はダンスレッスンの帰りに、仕事で新宿に来ているという友人から連絡が入り、急遽会うことになりました。彼女は私と同い年。会えばいつも「美容」「健康」「アンチエイジング」といった話で盛り上がります。

話の流れで「最近、物欲が減ったよね」という話題に。思えば若い頃は、欲しいものがたくさんあって、休日には買い物に出かけたり、次に何を手に入れようかと考えているのが当たり前でした。誰かと会う約束をすれば、その日のための服やバッグを探しに行き、流行を追いかけることが楽しかったものです。

知り合いも多い方がいいと思い、気が進まない飲み会や食事会にも参加して、人間関係を広げようとしていた時期もありました。

今振り返ると、あの頃は「持つこと」「増やすこと」に安心を求めていたのかもしれません。今の時代、SNSのきらびやかな世界に影響を受けたり、検索するたびに購買意欲を刺激する広告が流れてきたりと、「もっと欲しい」と思わせる仕掛けがあふれています。

けれど、50歳を過ぎた今、心のどこかで「もうこれ以上、増やさなくてもいい」と感じるようになりました。必要なものが明確になり、自分にとって本当に価値のあるものが見えてくる。そんな変化が訪れるのがこの年代なのだと思います。

体も心も、少しの無理がすぐに現れる年齢だからこそ、人間関係も無理をせず、心地いい距離で心許せる人たちと過ごす時間を大切にしたい。そう思うようになります。

これはまさに「引き算の美学」。何を足すかではなく、何を残すかを選ぶこと。今の時代、「持たないこと」「少ないこと」が、軽やかで自由であると教えてくれているようです。

モノも、人も、情報も。減らしていくことで、むしろ心は豊かになる。人生の後半は、足すよりも引く勇気を持ち、「これでいい」と笑える自分でいられることこそ、最高の贅沢。

それは、何も持たないことではなく、本当に大切なものだけを残して生きるという、究極の豊かさなのかもしれません。


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