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2025.07.08

緊張の中に育つ表現力

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連日の暑さが堪える中でも、昨日のクラスでは生徒さんたちがいつも通りのエネルギーで参加されていて、私の方が元気をもらうほどでした。
「先生に顔向けできないから、やることやってきましたよ(笑)」という言葉に、思わず笑ってしまいましたが、同時に内側から自分を動かせる力の大切さを改めて感じました。

たとえ「通っているから」という外的な動機がきっかけでも、そのプロセスを通じて「やった分だけ、自分にどう返ってくるのか」を体感できることは、とても意義深いことです。

午前中はボイストレーニングへ。現在取り組んでいる課題曲を「今日で仕上げる」と意気込んでいたのですが、想定通りには進まず…。やはり、nagata先生の前で歌うと、思うように声が出せません・・・喉の調子が悪いわけじゃないのに。

先生の醸し出す独特の空気感に、どこかで緊張している自分がいるのかもしれません。でも、そんな場面でこそ自分の力を発揮できるようにならないと、本当の意味で「自分の声」を掴むことはできないのでしょうね。思い通りに表現できる力とは、静かなプレッシャーの中で試されるものなのかもしれません。

ところで、いま来日中のソプラノ歌手サラ・ブライトマンさんのテレビインタビューを観ました。年齢を重ねてもなお変わらぬ美声の理由は、「毎日2時間、必ず声を出していること」だそうです。現在64歳とは思えない透明感ある歌声は、日々の積み重ねの結果に他なりません。

彼女の言葉で印象的だったのが、「喉も筋肉だから、鍛え続けなければ衰える」という一言。身体の筋トレと同じで、ただ動かしているだけでは限界があり、目的に応じた方法で鍛えれば、筋肉の質は大きく変わっていく。発声もそれとまったく同じですね。

彼女はクラシックにとどまらず、さまざまなジャンルの曲を歌うことで喉を多角的に鍛えているとのこと。言語の違う楽曲にも積極的に取り組み、日本の歌も好んで歌うのだとか。一方向のアプローチでは得られない柔軟性を、音楽の多様性が支えているのだと感じました。

「世界で最も美しい歌声」と称され続けた人の言葉には、やはり説得力があります。私自身、これまで「練習している」と自負していたものの、実際に確保できている時間は日によっては30分、長くても1時間ほど。そう考えると、「もっと上手くなりたい」という思いに対して、行動が少し追いついていなかったかもしれません。

今日のボイトレをきっかけに、明日からの自主練は少し戦略的に進めていこうと決めました。思いにふさわしい行動を、一つずつ丁寧に積み重ねていきたいと思います。


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