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2025.07.09

静けさの向こうにあるもの

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午後から新宿で仕事の打ち合わせでした。セミナー講師を派遣する会社社長のHさんは、仕事が丁寧でいつも感心します。
ちょっとしたレポートも細かく分析した表ととともに説明をしてくれるので、わかりやすい。仕事ができる人ってさりげなく気を利かせて準備してきます。そうゆうところに憧れます。

そんな彼女の悩みを今日初めて聞きました。たわいのない話をしている中で、「社員もいるし、いつも私の周りには人がいるのに、孤独を感じるのよ。」詳しく具体的なことは言っていませんでしたが、気持ちがわかるような気がします。

経営者や起業家の人々は、思考が普通の方と違うので周りに理解されにくい傾向があり、私の知っている人の中でも孤独を感じる人は結構います。40代~50代を過ぎると特に仕事も家庭も安定しているけれど、プライベートで嬉しいことや楽しいこと、困ったことや悲しいことがあったとしても共有できる友人が少なくなったり、いなくなります。

ふと周囲の静けさに気づいたとき、胸の奥に小さな空洞のようなものを感じたとしたら、それが「孤独」と呼ばれるものかもしれません。忙しさの中では気づかないけれど、ふと立ち止まったときに、心に静かな揺らぎが訪れるような感覚です。

多くの人は孤独をネガティブなものとして捉えがちですが、実はそこにこそ、自分自身と向き合うためのヒントが隠されています。誰かに囲まれているときよりも、ひとりの時間の中でこそ、心の声に耳を澄ますことができる。

たとえば、やりたいと思っていたこと、本当は疲れていたのに気づかなかった体のサイン、あるいは、誰かへの感謝や言えなかった想い。孤独は、それらに気づかせてくれる静かな案内人のような存在なのです。

孤独とうまく付き合うには、まずその時間を「満たす」ことよりも、「味わう」ことを意識してみると変化が起こります。スマホで誰かと繋がる前に、一度深呼吸をして、自分の気持ちを確かめてみる。何もしていない時間こそ、心に栄養を与える貴重な機会だと気づけたら、孤独は少しも怖くなくなります。

そしてもうひとつ、孤独の時間を「自分の可能性を広げる時間」として捉えてみることもできます。新しいアイデアが浮かんだり、久しぶりに本を読んだり、忘れていた好奇心がふと目を覚ましたりするのは、まさに誰にも邪魔されない、静かな時間の中だったりします。人と離れている時間は、自分の輪郭がはっきりする時間でもあると言えます。

孤独はなくすものではなく、共に生きていくもの。それはときに優しく、ときに厳しく、私たちに大切なことを教えてくれます。ひとりでいる時間を恐れず、大事にすることができたとき、私たちは本当の意味で誰かと深く繋がる準備が整うのかもしれません。


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