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2025.08.09

水辺がくれる小さな幸せ ― ブルースペースのすすめ

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海に出かけて広い水平線や澄んだ青空をぼんやり眺め、波の音に耳を傾けながら潮風を胸いっぱいに吸い込むと、それだけで肩の力がふっと抜けて、気分まで軽くなった…そんな経験はありませんか。

こうした海や湖、川などの水辺は「ブルースペース」と呼ばれていて、実は科学的にも心と身体に良い影響があることが分かっています。眺めているだけでも精神的なストレスがやわらぎ、気分が明るくなることが多いのだそうです。

「なんだか幸せだなぁ」と感じたり、穏やかな気持ちになったり、やる気が戻ってきたり――そんなポジティブな感情が自然に湧きやすく、うつや不安の症状を和らげることにもつながると報告されています。

水辺はウォーキングやランニング、水泳などの体を動かすきっかけにもなりやすく、知らないうちに運動不足解消にもひと役買ってくれます。さらに、海や川の景色や波の音、せせらぎの響きは、自律神経の中でも“リラックスモード”を担当する副交感神経を高めて、血圧や心拍数を落ち着かせてくれるのです。

そして、水辺には散策や遊びを楽しむ人が自然と集まります。そこで生まれるちょっとした挨拶や会話、地域のイベントへの参加は、「自分もこのコミュニティの一部なんだ」という感覚をもたらしてくれます。こうした自然の中では、日常で感じるプレッシャーも少し薄れ、肩肘張らない関係が築きやすくなるのも魅力です。

つまり「ブルースペース」は、心にも体にもじんわり効く、ウェルビーイングの心強い味方。わざわざ特別な準備をしなくても、ただ足を運ぶだけで小さな変化を感じられる、そんな場所なのです。

日常に「ブルースペース」を取り入れるのは、実はそんなに難しいことではありません。たとえば、休日に海や湖まで出かけるのも素敵ですが、もっと気軽に、近所の川沿いや池や噴水などがある公園を散歩してみるだけでも十分効果があります。

ほんの数分でも、水のある景色や音に触れるだけで心が落ち着くことがあります。もし可能なら、スマホの写真フォルダやパソコンのデスクトップ背景を海や湖の風景にしてみるのもおすすめ。

私のPCのトップ画面は外国の湖の写真にしていて、実際の自然ほどではないにしても、視覚的な“青”がもたらすリラックス効果を感じられていますね。

大切なのは「特別なイベント」としてではなく、日常の中にちょっとずつブルースペースを忍び込ませること。そうすると、気分転換や心のバランスを取るのがぐっと楽になります。


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