2025.12.13
心が重いときに、無理なくできる整え方
SlimClub先日のクラスで、生徒さんから「心が疲れた時には、どうしたらいいですか?」という質問を受けました。その方は、会社での人間関係や家庭での小さなもめごとを、これまでも少しずつ言葉にしながら、ご自身の気持ちを整理している最中でした。
私たちの心には、誰にでも「ゆらぎ」があります。いつも同じ調子でいられるわけではなく、軽やかに感じられる日もあれば、理由がはっきりしないまま重たく感じる日もある。その揺れがあるからこそ、人は感情を持ち、経験を深めていくのだと思います。
ただ、そのゆらぎの幅が大きくなりすぎると、気づかないうちに多くのエネルギーを使ってしまいます。踏ん張り続ける状態が長くなると、心だけでなく身体まで疲れてしまい、やがて動く力そのものが弱くなってしまうこともあります。そうなる前に、意識的に癒しと回復の時間をつくることが大切です。
心が疲れる理由は人それぞれ違うため、「何をしたらいいのかわからない」と感じてしまうこともあるかもしれません。そんな時こそ、難しく考えすぎず、人としての基本に立ち返ってみるのがおすすめです。
まず意識したいのは、身体のエネルギーを補うこと。食べる、眠る、動く。この本能的な欲求を満たすことは、心を整えるための土台になります。
食べることに関しては、疲れている時ほど気をつけたいところです。感情に任せて暴食してしまうと、後から自己嫌悪につながり、さらに心を消耗させてしまうこともあります。「入れる」ことばかりに意識が向いた時には、あえて「出す」ことを選んでみてください。
私がよくおすすめしているのは、身のまわりを片付けることです。目に入る物が整うと、思考も自然と整理されていきます。不要な物を手放す過程で、知らず知らず抱えていた思考や感情も一緒にほどけていき、視界が少し明るく感じられるはずです。
そして、眠ること。睡眠中には脳にたまった疲労物質が洗い流され、心身ともに回復が進みます。一度現実から距離を置くことで、今抱えている悩みも時間の流れの中で形を変え、受け止めやすくなっていきます。
さらに、軽くでも身体を動かすことで、血液や酸素が巡り、自律的な調整が促されます。身体が整うと、心もそれに引き上げられるように落ち着いてくるものです。
心が疲れたと感じる時には、その場しのぎの気晴らしよりも、後々の自分を助けてくれる行動を選ぶこと。その積み重ねが、心の回復力を静かに育ててくれるように感じています。



