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2025.06.14

誰かのために頑張るあなたへ

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朝から雨かと思ったら、空の隙間から晴れ間がのぞいていて——
思いがけず気持ちの良い空に背中を押され、自転車でタカシマヤまで必要なものを買いに出かけました。

その帰り道。偶然、以前よく会っていた知り合いを見かけたのです。
彼女とは同い年。だけど最近は会えずにいました。理由は、ご家族の介護が始まったから。

彼女からその話を聞いたとき、私は他人事と思えませんでした。
親が高齢になるというのは、誰にでも訪れる現実。
そして、どんなに元気な親であっても、ある日突然、何かの拍子にその「日常」は変わってしまうことがあるのです。

実際、彼女の親御さんも家の中でつまずいて転んだことがきっかけで、一気に要介護4に。
「こんなに急に介護が必要になるなんて、思ってもみなかった」と、彼女は言っていました。

それから半年。
見かけた彼女は、以前より少ししんどそうな様子でした。膝をかばうように歩き、息も荒くて、明らかに疲れているように見えました。
声をかけたかったけれど、私にも用事があり、その場は通り過ぎてしまいました。

帰宅後、やっぱり気になってLINEを送ってみると、
「体も心もクタクタ。気づけば自分の体重も増えて、膝まで痛くて……」と返信が。
ストレスから太ってしまい、そのせいで膝に負担がかかって、さらに動くのがつらくなる——
まさに、負のスパイラルに陥ってしまっていたのです。

でも彼女は、こう言ってくれました。
「毎日に必死だったけど、自分のこともケアしないとね。ミアさんのおかげで気づけたわ」って。

その言葉を見て、胸がギュッとしました。
声をかけていたら、もっと元気を届けられたかもしれない。
でも、たとえ少し遅くなっても、「気にかけてるよ」と伝えるだけで、人は少し軽くなれるのかもしれません。

介護や子育て。
気づけば「誰かのための人生」にすり替わってしまうときがあります。
そんなとき、自分のことを大事にすることを「ワガママ」と感じてしまう人が多い。でも、それは全然違うんですよね。

介護経験者である阿川佐和子さんは、著書の中でこんな言葉を残しています。

「つらいけど、真面目にやらなきゃって思いすぎないでいい。
少し”サボる”とか、”後ろめたさ”を感じることもあっていい。
その感情が、相手への優しさにつながることもあるから。」

真面目な人ほど、自分を後回しにしてしまいます。
でも、頑張りすぎると、余裕がなくなって、優しさも失われてしまう。

だからこそ、少し肩の力を抜いて。
たとえば好きな音楽を聴くとか、おいしいハーブティを飲むとか、空を見上げて深呼吸するとか——
そんな「自分のための時間」を、ほんの少しでも持ってほしいと思います。

誰かのために頑張るあなたが、ちゃんと「あなた自身のこと」も大切にできますように。
そして、そんな姿を見て、また誰かが救われていくのだと思います。


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