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2025.09.09

別れが教えてくれるやさしい時間

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湿気の多さに夏の名残を感じつつも、ふとした空気に秋の気配が混じり始めました。気温が35℃を超えないだけで涼しく感じてしまうのは、人が環境に慣れる力の表れなのでしょう。そう考えると、どんな状況でも少しずつ順応しながら生きていけるのだと気づかされます。

別れは深い悲しみを伴いますが、その中でしか出会えないやさしい時間もあります。

昨日、久しぶりに連絡をくれた友人から、お母さまが亡くなられたと聞きました。長い闘病生活を支えてこられた分、覚悟はしていたものの心の整理が追いつかないようでした。

それでも、親戚たちと久々に顔を合わせ、近況を語り合いながら昔話に笑い合えたことが何より心を支えてくれたと話してくれました。

私自身も父を見送ったとき、深い悲しみの中にありながら、思いがけず笑いが生まれる瞬間を経験しました。葬儀の合間に交わした何気ない会話で、ふっと笑ってしまったとき、「どんなに悲しくても人は笑えるものなのだ」と胸が軽くなったのです。その体験から、意識の向け方ひとつで、悲しみの中にも光を見つけられることを知りました。

執着は心を縛り、時に闘いのように感じられるものです。けれど、そこから少し目を離し、今に意識を向けることで、人は笑いを取り戻し、周りにある小さな幸せに気づけるのだと思います。普段なら当たり前に感じてしまうことも、ありがたさに変わり、人の優しさが深く沁みたりして。

悲しみそのものはすぐには癒えませんが、時間が静かに和らげてくれます。その間は故人を思う気持ちを大切にしつつ、日常にある温かさや未来に向かう力に目を向けて過ごしていけたらと願います。

どうか安らかに眠られますように、ご冥福を心よりお祈りいたします。


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