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2025.10.15

風のように、川のように

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どんなに「平穏無事がいちばん」と思っても、人生はなかなかそうはいかないものです。朝は晴れていたのに、午後には突然の土砂降り。人の心も天気も、安定なんてほんの気まぐれの贈り物みたいなもの。これがいわゆる「ゆらぎ」というやつです。

自然界を見れば、安定しているもののほうが珍しい。風は気まぐれに吹き、時にはやさしく頬をなで、時には洗濯物を吹き飛ばす。川の流れだって、真っすぐ進むことを知らず、石にぶつかっては方向転換。森もまた、季節の気分によって装いを変えています。こうして自然は、絶妙な“ゆらぎ加減”で世界をまわしているのです。

人間の人生も同じ。計画どおりにいく日なんて、年に何回あるでしょう。朝の電車に乗り遅れ、会議で噛み、夜ごはんの味噌汁を焦がす。でもそんな小さな「うまくいかない日々」のおかげで、うまくいった日の喜びが際立つんですよね。失敗や迷いがあるからこそ、人生という映画に味が出る。もしすべてがスムーズに進む物語なら、きっと途中で眠くなってしまうでしょう。

ただし、「ゆらぎ」にも限度というものがあります。ずっと嵐が続けば、心の屋根も雨漏りします。もしも変化が激しすぎて息苦しいときは、少し荷物を下ろしてもいいし、誰かに傘を貸してもらってもいい。そうやってペースを調整しながら、自分らしい波をつくっていけばいいのです。

結局のところ、完璧な安定よりも、ほどよく揺れながら進むほうが、人生はずっと面白い。風のように、川のように、ときに回り道をしながら、自分だけのリズムで生きていけたら、それが一番しなやかな生き方なのかもしれません。


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