2026.01.09
不安は、心のサイン
ブログ不安を感じると、気持ちがざわつき、思考も行動も落ち着かなくなります。これは決して弱さではなく、心と身体に備わっている警報装置のようなもの。
警報装置は、危険が近づいていることを知らせ、何らかの対処を促すために鳴ります。不安もそれと同じで、自分を守るために注意を向けさせる役割を果たしています。不安によって生じる落ち着かなさは、対処行動を起こすための大切なサインなのです。
ただし、不安は「何かに対処したほうがいい」ということは教えてくれても、「具体的に何をすればいいのか」までは教えてくれません。そのため、不安を感じたときには、この感情が何を意味しているのかをつかもうとすることが大切になります。
理由がはっきりしている不安であれば、取るべき行動も見えやすくなります。しかし、理由が思い当たらず、ただ漠然とした不安だけが続くこともあるでしょう。そんなときには、不安そのものを消そうとするよりも、今の状況の中で「自分にできること」を一つ見つけてみることが助けになります。
たとえば、身体や心を落ち着けるためにできることを試してみる。状況を少しでも変えるために、自分なりの行動をとってみる。あるいは、今の自分に必要だと感じるものを得るために、できる範囲で動いてみる。どんなに小さなことでも構いません。
それが本当に効果をもたらすかどうかは、やってみなければ分かりませんが、何もせずに立ち尽くしているよりも、「自分にできることがある」と感じられるだけで、不安は少しずつ和らいでいきます。
そうして行動を重ねるうちに、状況が好転し、気づけば不安が薄れていることも少なくありません。また、誰かとつながることも有効な方法のひとつです。解決策が見つからなかったとしても、誰かに話すだけで気持ちが軽くなったり、考えが整理されたりすることがあります。一人では思いつかなかった対処法が、会話の中で自然と浮かび上がってくることもあるでしょう。
不安を無理に排除しようとするのではなく、上手に付き合いながら、自分なりの対処法を少しずつ見つけていく。その積み重ねは、穏やかで充実した日々につながるだけでなく、困難を乗り越えるためのしなやかなメンタルを育ててくれるはずです。



