2026.02.22
成熟という、美しさの選択
ブログ今日ainaHAIRへ出勤すると、高校教師のK様が来店されました。普段は平日にいらっしゃるので、久しぶりにゆっくりお話できる時間だったのですが、ショートスタイルがよく似合う、可愛らしさと聡明さを併せ持つ方です。
施術の合間に「最近、白髪もすごく出てきたし、どこもかしこも皮膚がカサカサで嫌になっちゃう。若い子を見ると、自分が悲しくなるのよね・・・」と、少し笑いながら話されているのが印象的でした。
しばらくアンチエイジングの話で盛り上がったのですが、データや社会学的な視点から見ると、日本では男性が“極端に若い女性”を好む傾向が、世界的に見ても顕著だと言われています。けれど、欧米、特にフランスやイタリアの大人の社交文化では価値観がまったく異なります。
そこでは「Maturity=成熟」こそが「Sexy=魅力」だと考えられているようです。目元のシワは、よく笑い、人生を楽しんできた証。重ねた年齢は劣化ではなく、ワインのように味わいを増す熟成。「私は私である」という揺るがない軸を持つことが、パートナーを引きつける最大の魅力だという考え方なのです。
美意識とは、若さを保つことだけを指すのではありません。むしろ、変化をどう受け入れ、どう整えていくかという姿勢そのものです。白髪が出てきたなら、それを隠すこともできるるし、乾燥を嘆くよりも、今の自分に合うケアを選び直す。そうした一つひとつの選択に、その人の美意識が表れます。
K様のショートスタイルが素敵なのは、kouseiさんのカットが上手いのもあるのですが、単に似合っているからではなく、彼女の歩んできた時間がその雰囲気をつくっているからだと私は思います。
成熟という美しさは、静かで、強く、そして自由。
年齢を重ねることが不安になる瞬間もあるけれど、その積み重ねこそが深みになる。そう思えたとき、鏡に映る自分との関係も、少しやわらかくなるのではないでしょうか。



