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2025.09.20

熱気と静けさのあいだで

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世界陸上が始まって、街の空気もどこかそわそわしています。先週、シェリとティノと一緒に国立競技場のあたりを散歩してみると、昼間から会場周辺はすでに特別な雰囲気に包まれていました。

メダルセレモニーのスペースでは和楽器のコンサートが開かれていて、太鼓や琴の音色が広がり、まるで都会の真ん中が小さなお祭り広場になったよう。

さらに歩みを進めると、大会新記録を打ち立てたウサイン・ボルト選手のスタートからの足跡が展示されていて、その歩幅を実際に体験できるエリアまでありました。

驚くほど大きな一歩に、思わず笑ってしまうほど。砲丸投げの球を運ぶ小さなミニカーが競技場内を走り回っていたり、子どもたちが「SASUKE」に挑戦できるスペースがあったりと、スポーツを観るだけではなく、体験しながら楽しめる工夫がたくさん散りばめられています。

夕暮れ時、まだ試合前だというのにベンチに座って開幕を待つ人々の姿があちこちにあって、まるで縁日を待つ子どものようなわくわくした表情。東京でこんな光景に出会えること自体、とても贅沢な時間だと感じました。

そんな余韻を抱えているところで、今日は映画監督のachikaさんが久しぶりに週末に来店してくださいました。いつものように「元気でしたか?」と笑顔で声をかけてくださり、変わらない温かさにこちらまで嬉しくなります。

「おかげさまで元気です。achikaさんは?」と尋ねると、「…いろいろあるけど、元気といえば元気かな」と苦笑い。私が「人生って本当にいろいろですけど、元気だと思えたらそれだけで元気ですよ」と伝えると、少しほっとしたように「本当にそうね」と微笑まれました。

話を聞けば、ご両親の介護が始まり、生活が大きく変わろうとしている最中なのだそうです。母親が献身的に支えてきたものの、心身ともに限界に近づきつつあり、これからはachikaさん自身が中心になって介護を担っていくことに。お父様は糖尿や高血圧を抱えていたとのことで、体のサインは以前からあったと教えてくれました。

介護という現実は、誰の人生にもふとしたときに影のように現れるものだと改めて思います。だからこそ、今仙台の大ママが元気でいてくれることに心から感謝しています。

定期的に血液検査を受け、半年ごとにMRIで全身をチェックし、少しでも異変を感じたらすぐに主治医に相談する。その姿勢を見ていると、健康を「維持する」というより、「未来に備える」ことの大切さを学んでいる気がします。

私もきっと、そんなふうに自分の身体と向き合っていかなければならないのでしょうね。


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