2022.04.30
休息を効果的にとる

身体を休めるための要素としては、栄養・運動・休息 この3つのバランスを考えなくてはいけません。休む・・・というと、家でゆっくりすること、と思われがちですが、ダラダラした生活はさらに体を疲れさせるというエビデンスがあるほど。
疲れは体の疲れと心や脳の疲れがあり、昔の人は体を使った労働をしていたのに対して現代人は知的な労働が増えているので日々の生活で筋肉痛を伴うほどの動きはほとんどありません。だからこそ、心と脳の疲れを取る工夫を積極的にしていく必要があります。
休息には消極的休息(パッシブレスト)と積極的休息(アクティブレスト)という2種類が存在していて消極的休息はゆったり休むことをあらわし、積極的休息は血流を良くして疲労回復させることです。
平日忙しい毎日をおくっていると、休日はとにかく休みたい=どこにも行きたくない、家でゆっくりしたい・・・そう思ってしまいがちですが、休日に何もしない一日を作ってしまうとかえって心の疲れがとれないのです。
実はボーっと過ごしていたとしても脳は活動していて、心配事があると脳の働きが活発になり、さらに脳は疲労が蓄積することがわかっています。
またショッピングも実は選択疲労という脳の疲労が発生するのですが、気分を上げるといった違う要素をもっているので、脳の疲労より嬉しさが倍増すれば心の疲れがとれるようですね。
では積極的休息のメリットとしては、
・血流の増加
・注意集中の保持と覚醒水準(やる気)の回復
・眠気の回復
・快適感の増加
・生理的覚醒水準の上昇
・心理的・生理的疲労の回復
本当に疲れを感じている時は、動きながら疲労回復をはかった方がいいということです。
心が鬱々としている時は特に積極的休息を選択していきましょう。心と脳の疲れは体を動かして取ることをお勧めします。