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2023.10.30

お互いの思いやり

先日、友人から『夫婦関係の危機で、離婚も考えている』という相談を受けました。コロナ前から旦那さまとのすれ違いがあり、ここ2年程は手をつなぐこともハグすることもなくなっているとか。

以前は子供のことで話す機会があったからまだよかったけれど、一人娘が今年海外へ留学してからは、広い家の中で、お互いが別々の空間で過ごすようになっているそう。

国際結婚で旦那さまはスペイン人。私が知っている彼らの関係は、ホームパーティなどよく開いて、彼女の手料理で旦那さまの友人を呼び楽しんでいる話を以前はよく聞いていました。

どちらかというと旦那さまの方がいつまでも彼女に夢中で、以前は一緒に食事へ行くと彼女からは、
『今日も家を出る時に彼から、”変な男に声をかけられても無視するんだよ” とか言ってくる。私が異性と話をするのも嫌みたいで、すぐやきもち焼くのよ~』
なんてのろけ話も何度も聞いたことがあったぐらいです。

夫婦関係が危機を迎える時は、どちらか一方あるいは両方が結婚生活に何らかの問題を感じ、解決されずに継続していたりします。

こうした状態に陥ると、
『向こうが態度を改めてくれたら問題が解決するのに・・・』
と思い込んでしまうかもしれません。全ては相手次第と思っていることも。

たいてい一方がこのように考えている時には、もう一方も同じように考えていることが少なくありません。

そしてお互いに相手が変わることを期待して、問題解決のための話し合いをしたとしても、より関係を悪化させて苛立ちと無力感を生み出し関係が冷えきってしまいます。

今回彼女にアドバイスしたのは、過去に捉われずに思いやりを注ぐことに集中してみたらどうかと提案してみました。わだかまりの関係を続けていても何も解決できないので、まずは歩み寄ってみてもいいのではないかなと思ったりして。

ただ、最初彼女からも
『そんな気にはなれない・・・』
と言っていましたが、夫婦間で生じた亀裂を修復するには、どちらかの歩み寄りがスタートラインでもあるのです。

話し合って離婚という決断が出たとしても、それは最終手段。結果的にそういった方向へいってしまったらそれはそれで仕方のないこと。

私が知る限りの彼らを見ていると、まだ修復可能な気がするので以前のように良好な関係が復活することを願いたいです。

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