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2024.02.06

コンクリートユートピア

午前中から久々にkouseiさんとバルト9で映画鑑賞しました。去年から気になっていた韓国映画【コンクリート・ユートピア】を観たのですが、人間の本性が上手く表現されて考えさせられる映画でした。観終わった後に苦しい感じが残りますが、嫌な気持ちではありません。

この作品は、第32回釜日(プイル)映画賞で作品賞・撮影賞に選ばれただけではなく、主演のイ・ビョンホンが主演男優賞、パク・ボヨンがスター賞を受賞しています。

あらすじとしては、大災害がおきて廃墟となったソウルが舞台で、唯一崩落しなかったマンションに生存者たちが集まり溢れかえっていたのですが、無法地帯となったことで不法侵入や放火など危機を感じたマンション住民たちが主導権を立て、居住者以外を追放し住民のためのルールを作ってユートピアを築き上げるという話。

しかし、結果的に困っている人たちを排除し続けることで極限状態から思いもよらない争いが勃発していくことを見ると、人間の本性というものを考えさせられます。

映画を観ながら、
”あの極限状態でパク・ボヨンのように少ない食料を他の人と分けて食べることができるのだろうか” 
”自分たちでさえ、この先 生きていけるか不安なのに家族以外を受け入れて生活できるだろうか・・・” 
など自分に置き換えて考えると胸が苦しくなりました。

それでも今回の映画をとおして感じたことは、少しでも最悪な状況から脱却できて気持ちに余裕が出たら困っている人に手を差し伸べることが人として賢明な行動なのだと思います。

映画の中で生活に余裕が出てくると、多くの食料を多く分けるので、少なく分けることができなくなる、という場面が出てきます。一度多く受け取ると、それ以下にできないというのも人間の心理。されには食料不足を人のせいにし始めたりして。

悲しみを乗り越えた先に映画の最後はハッピーエンドなのですが、最終的には知らない人同士で助け合って人は生きていくことを表現しています。まるで今の能登半島地震後の復興し始めている石川県のように。

kouseiさんは、
『どんなにがめつくても生きれる人は生きるし、守られても死ぬ人は死ぬからその時の状況が運命だと俺なら受け入れるよ。』

ただ自分の家族を何としても守ろうと思った時は、周りの人より自分の家族だけを優先するという考えになる、と・・・つまり映画に出てきている人たちのような行動になりかねないと思ったようです。

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